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現代の哲学Ⅰ(システム論)

「もの」を構成する個々の要素の合計は、その全体とはイコールとは限らない。
「全体」はその個々の合計にプラスして新しいものを創出する。
個々の要素の集合が一つの全体を構成しているものは「システム」と呼ばれ、
その全体性を対象とする分析・研究の方法論がシステム論である。

システム論に影響したと思われるこれまでの哲学としては、
いくつかが関係しており、それらを列挙してみた。

サイバネティクスは、生理学機械工学システム工学
統一的に扱うことを意図して作られた学問で、
自動制御フィードバックがそこから生まれてきたが、
システム論には至っていないものである。

さらに、ウェルトハイマーのゲシュタルト心理学は
心理現象を構造化して全体性で捉えるもので、
心理学にとどまらず他の学問にも大きな影響を与えた。
すでに、システム論の萌芽が感じられるものである。

ベルタランフィは生物学の全分野をシステムとして統一的にとらえ、
この立場をさらに一般化して一般システム理論を発展させ、
システム論を生物のみならず人間社会やコンビータに至るまで広めた。

「オートポイエーシス」は、1970年代初頭に、
チリの生理学者マツラーナとバレラによって提唱され、
生命システムを特徴づける概念で、自己生産を意味し、
システムの構成要素を再生産するメカニズムが究明された。大辞林より

特に細胞代謝系神経系に注目し、
物質の種類を越えたシステムそのものとしての本質的な特性を、
円環的な構成と自己による境界決定に認められた。
現在では、このような自己言及的で自己決定的なシステムを表現しうる概念として、
元来の生物学的対象を越えて、さまざまな分野へ応用されている。ウィキペディアより



原子1つ1つの挙動の寄せ集めで全ての現象を説明可能とする要素還元主義が一般的であり、そこから決定論の議論が始まるが、システム理論がその還元主義を覆す。
全体性(ホーリズム)は複雑系や自己組織化現象等、非線型な現象まで科学的にモデル化し、
理解できるようになり、システム理論は、分野を跨いで同型な議論を再利用できるようにし、
科学的な議論の効率化にも大きく貢献した。

そして線型な現象のみを扱う要素還元主義の時代が完全に終焉を迎え、
非線型な現象の機構を解明して利用する現代科学の時代が始まった。
システム的なアプローチを取らなければ設計が不可能な時代が到来し、
非線形性を前提としたオートメーション,コンピュータシステム等が実用化され、
高度な自動制御機構を前提とする現代社会を形成してきた。
(以上、ウィキペディアの資料より編集した)

こうしたシステム論の成果は、物理学と生物の関係に影響しそうに思う。
システムそのものを分野を超えて応用されているようだが、
私の関心は、システムとして働いたときにこれまでにはなかったものがプラスされることで、
プラスされるもの、プラスされる仕組み、プラスを誘導することができるかなど、
そのあたりを未だ私は勉強中である。

システム理論によれば、システムとは以下のようなものとされている。
システムは互いに作用している要素からなるものである。
システムは部分に還元することができない。
システムは「目的」に向かって動いている。
ひとつのシステムの中には独特の構造を持った複数の下位システムが存在する。
下位システムは相互に作用しあいながら調和し、全体としてまとまった存在をなしてる。


現代の哲学Ⅱへつづく、
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