FC2ブログ

宗教の目的 Ⅱ

宗教はやたらと人間を悪者にします。
「罪びと」とか「凡夫」とか卑下して、それは悪いことと位置づけします。
そして、その悪いことをしないで生活しようとします。
実際、そうしてみるのも悪くはありませんが、できますでしょうか。
腹が立っても、怒らずにおれますか。表面上は冷静を装っても心の中では怒っています。
宗教は自分の「心」の問題ですので、それでは何の解決にもなりません。

なのに何故人間をそこまで卑下するのか。
まずは「自分は何も悪くない」と思っている人に、そうではないことを知ってもらうことです。
そして、その悪(欲)がこの世を見る目を歪めていることを知ってもらうためです。


人間には欲があります。それがあるから生きていられるのです。
それを取り去ったら人間は死んでしまいます。
そのように作られて生まれてきているのですから。
偉そうなことを言っている牧師さんも僧侶もみんな例外ではありません。
宗教は、そういう人間であることを知ることではあっても、そういう人間を止めることではないのです。
人間はそのようにしか生きられないのですから、そんなことはできません。

欲を取り去ったときに見えてくるもの、それが大切なものであることに気付くこと。
そして、その時に見えてくるものが、「神」や「仏」なんです。


「そのようにしか生きられない」なら何でもしてよい思っている人もあるようですが、
それも間違いです。
それは都合の良いところだけを取り上げているだけです。
その「欲」というのが真実を捻じ曲げているのですから、
真実を知れば欲に生きることが如何につまらないことであるかが分かるはずです。

スポンサーサイト

宗教の目的

ある方から次のようなコメントをいただきました。

  「恐らく宗教をやり始めたばかりの頃は辛いことが多いかもしれません。
  宗教は「現世と正反対の価値観」を追及することが多いです。
  高学歴な学校・業績のよい会社・裕福な伴侶というこの世の価値観を否定することがあります。

  過去の印象的な説教にこのようなものがありました。

  「クリスチャンになったらその男性は出世しないかもしれない。
  本当の成功とは立身出世ではない。神の栄光を示すような人生を送ることが人生の成功である」

  この頃は教えについていくのが精一杯でした。
  余りの辛さに、物質優先の価値観に戻っていく人も多いのではないでしょうか。
  やはり、自分の中の重要な何かと共鳴しないと信仰は長続きしないと思います。」


この方の仰るような説き方をする宗教者の方もありますが、
それで救われるとは私は思っていません。
こういう説き方をすると、かえって反発をする人や途中で挫折する人が出てきます。

私はキリスト教の教え方については、あまりよく分かりませんが、
「この世の価値観を否定する」ような印象を持たれるところはあるでしょうね。
でも、それは少し違います。

この世の価値観を否定するのではなく、それよりももっと大切なことがある、ということなんです。
ですから「高学歴な学校・業績のよい会社・裕福な伴侶」を求めても悪くはないのですよ。
どうせ人間はそのようにしか生きられないのですから。
ただ、もっと大切なものがあることを忘れずに、そのことだけに必死にならないことですよ。
また、希望が叶わなくても大したことではない、ということなんです。

そのように思えるもっと大切なことを知ることが宗教だと私は思っています。

プロフィール

極楽トンビ

Author:極楽トンビ
カテゴリーは哲学のつもりですが、過去の哲学の知識など持ち合わせていません。
普通の人の考えを大切にしたいのです。
ときどき、音楽でストレスを解消しています。

最新記事
最新コメント
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
ブロとも一覧
月別アーカイブ